絶対分かりすぎる会計

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2005年03月09日(Wed)▲ページの先頭へ
減損会計2

減損会計導入の背景

このような制度が導入された背景には、一つには国際的な会計基準への対応という
ことが挙げられます。企業への投資がグローバルなレベルで行われるようになるに
つれ、海外投資家も増えてきました。そんな中、海外の会計基準(米国会計基準・
国際会計基準)では当たり前に行われているような、投資と成果の状況を正しく反
映するという面で、今までの日本式の会計基準では対応しきれないところがありま
した。国際的競争力を高めるためにも、世界の土俵で互角に評価されうる基準を導
入する必要性が高まったのです。
また、バブル期に大規模な資産投資をおこなった企業が、バブル崩壊によっておお
きな含み損をかかえていたという点もあります。日本の会計基準は、取得原価をも
とに資産を計上していますので、現実の資産価値とギャップが生じています。これ
を正し、現在の本当の価値を評価しようとするのが減損会計です。




2005年02月22日(Tue)▲ページの先頭へ
貸借対照表とは

減損会計のところで、「体格」という言葉を使いました。実はこの「体格」こそが、貸借対照表を理解する一番の近道だと思うのです。
よく貸借対照表を説明する上で、「資本・負債の部は資金の調達元、資産の部は資金の運用先」という表現が用いられます。もちろんそのとおり。ここまでは許しましょう。しかし「借り方と貸し方は一致するので、バランスシートと言う」と説明されると、絶対混乱すると思います。一致するも何も、貸借対照表はそれ一つが会社の体格を表すものです。借り方と貸し方は同一のもの、同じものを別の視点で見ているに過ぎないのです。つまり、調達元である資本・負債の部は、「あなたは何を食べてどういう栄養をとりましたか?」、運用先である資産の部はm「それがあなたの体の中で、どういう実になって、あなたの体格を形成していますか?」ということになります。「一致する」という考え方は、計算ミスを防ぐための簿記上での術に過ぎません。あくまでも貸借対照表は、一つのものを別の視点で見ている、といいうふうに覚えましょう。



2005年02月07日(Mon)▲ページの先頭へ
減損会計1

現時点での本当の「体格」を明示する。

企業の所有する固定資産が、市場環境の変化などで、貸借対照表の帳簿価格に比べ著しく下がってしまってる場合、その企業の体格を正しく示しているとはいえません。かつて、元オリンピック三段跳びの金メダリストだという方にお会いしたことがありますが、おじいちゃんはおじいちゃんでした。「昔とった杵柄」とはいうものの、現時点で三段跳びで金メダルを獲れ、というのは残酷な話ですね。
企業を取り巻く市場環境の変化が激しい昨今ですから、このような場合、国際会計基準では、貸借対照表に表示される帳簿価格(取得価額)と、現実との差額を算出し、費用として決算期に計上し、帳簿価額を減額するという方式をとります。これを減損会計といいます。
機械など、減価償却の適用範囲になっているもの以外、たとえば、土地や建物など、また無形固定資産といわれる、営業権、借地権などもこの対象になります。