減損会計2
減損会計導入の背景
このような制度が導入された背景には、一つには国際的な会計基準への対応という
ことが挙げられます。企業への投資がグローバルなレベルで行われるようになるに
つれ、海外投資家も増えてきました。そんな中、海外の会計基準(米国会計基準・
国際会計基準)では当たり前に行われているような、投資と成果の状況を正しく反
映するという面で、今までの日本式の会計基準では対応しきれないところがありま
した。国際的競争力を高めるためにも、世界の土俵で互角に評価されうる基準を導
入する必要性が高まったのです。
また、バブル期に大規模な資産投資をおこなった企業が、バブル崩壊によっておお
きな含み損をかかえていたという点もあります。日本の会計基準は、取得原価をも
とに資産を計上していますので、現実の資産価値とギャップが生じています。これ
を正し、現在の本当の価値を評価しようとするのが減損会計です。